バーチャル工場見学は、すでに多くの食品やスナックメーカーによって取り入れられています。スマホから手軽に、製造工程の様子が分かるため、学習コンテンツとして子どもたちや保護者に好評です。
今回は、安心・安全を守りながらも自社のことをたくさんの方に知ってもらえる「バーチャル工場見学」について、事例やメリット・デメリットを解説します。
「バーチャルイベントとは何なのか、そもそもよくわからない」という方も、ぜひ一度ご覧ください。
そもそもVRやバーチャルや3Dの違いとは?
VR、バーチャル、3Dなどなど、多くのサービスが乱立してきたこともあり、「それぞれの違いは何なの?」という点で、立ち止まってしまう方も少なくありません。ここでは、簡単にそれぞれの特徴やメリットを見てみましょう。
▼VR:現実のような仮想空間を演出
“Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)”の略であるVR。一般的にはヘッドセットを使用し、没入感ある空間を体験できるのが特徴です。ベースとなる世界は完全に仮想のものであり、人間がヘッドセットを使うことでその世界に飛び込むというイメージです。現在では、オキュラスなど高性能なヘッドセットが市販されていることから、手軽にVRを楽しめるようになりました。
▼バーチャル:手持ちのデバイスから即座にコンテンツへ
VRのようにヘッドセットなどの装具を必要とせず、スマホやPCから手軽にバーチャル空間に入り込むことができるのが、バーチャルコンテンツの魅力。バーチャル空間では自らのアバター(バーチャル空間内で自由に動かすことができる分身)を動かすことができます。展示会のほか、ライブから株主総会までジャンルに限らずバーチャルコンテンツ化できるため、今後も導入する企業が増えていくと考えられます。
いずれにしても3Dで制作された空間内にさまざまなコンテンツを用意することで、新感覚の体験をユーザーに提供することができるでしょう。
今需要が増えているのがバーチャルイベント?
バーチャルで開催できるイベントは幅広く、設営費などの予算や天候から受ける影響、動員人数などリアルのイベントでは障壁となる要素がないため、導入しやすいのもメリットです。
バーチャルでできることは多く、例として下記のようなイベントが開催できます。
【バーチャルイベントで開催できることの事例】
- 音楽ライブ
- 展示会
- 学会
- トークショー
- アートなどの展覧会
- オープンキャンパス
- 工場見学 など
比較的、バーチャル工場見学はその中でも導入する企業が多いようです。最近では、感講雑誌で工場見学の特集が組まれるほど、ポピュラーな遊び方と定着した工場見学。今後はさらに導入する企業が増えていくでしょう。
それでは、バーチャル工場を行うメリットとデメリットを見てみましょう。
バーチャル工場見学のメリット
24時間・365日工場見学が可能に
工場見学というと、通常は工場内が稼働している間だけ可能です。見学ツアーを行っていない曜日もある場合、見学者がスケジュール調整をしなければいけません。
しかし、バーチャル工場見学であれば、いつでもスマホからアプリやブラウザに入ることができます。移動などのコストを抑えられるため、生徒向けの教材としても非常に便利です。
人的にコスト大幅ダウン
工場見学を行うために必要な人的コスト(受付係やツアーガイド)にかかる費用を抑えられるのも大きなメリットです。
視聴者が興味のある部分を重点的にゆっくり見ることができる
工場見学は通常、見学できる時間やコースが決まっており、「ここがもっと見たいのに…」と思いながらも、見学が終わってしまうことがよくあります。
バーチャル工場見学であれば、参加者が思うままに時間をかけて見学することが可能です。
隅から隅まで見せる事も可能
実際の工場見学では、勤務しているスタッフや稼働中の機械などの関係で、見学できる箇所は限られています。
バーチャル工場見学の場合、機械内部の様子など実際の工場見学では見せることができない部分までコンテンツ化することが可能です。
Web上で集客すれば参加者のデータが集まる/採用コストの削減にも
工場見学に来てくれるお客さんは、自社にとってファンになってくれる可能性もあり、その人たちの顧客情報を収集しておくことは企業にとっても重要です。Web上で来場が完結するバーチャル工場見学では、顧客データの収集が容易になります。
自社のことを広く知ってもらえるプラットフォームを作ることは、採用時にも有利に働きます。企業が採用コストにかける年間総額は平均して550万円ほどといわれています。
バーチャルで自社の良さが伝えられるコンテンツを一度作っておくだけ、毎年行う採用の貴重なツールとして役立ちます。結果として、採用にかかるランニングコストを抑えることができるはずです!
バーチャル工場見学のデメリット
一方、バーチャル工場にはデメリットもあります。下記でご紹介するポイントも念頭に、バーチャルコンテンツを作っていくことを推奨します。
リアルではないので、実際の雰囲気・空気感が伝わりづらい
試食のほか、五感に訴えかける要素はバーチャル工場見学では伝わりにくいのが事実です。
その分、「リアルの工場見学では見られない部分まで見せる」というスタンスで、バーチャル媒体にあった演出が重要になります。
コミュニケーションが取りづらい
通常の工場見学はお話しながら、質疑応答などのサービスも行っています。しかし、バーチャル工場見学の場合は、こちらから解説を加えることができても、リアルタイムで参加している見学者からの質問に答えるなど、コミュニケーションを取るのが難しくなる場合があります。双方向性のコミュニケーションを実現するために他のツール(チャット機能)などを加えていくことで、こうした問題を解消することも可能です。
大手・中小企業関係なしにどんどん取り入れていくべきバーチャル工場見学
現在、ロッテやアサヒなど大企業を中心にバーチャル工場見学を導入する企業が増えています。しかし、今後は地方の中小企業こそ、バーチャル工場見学を取り入れていくべきです。
今後、バーチャルによるコンテンツはますます当たり前になっていくなかで、今、バーチャル工場見学などの形態で、顧客への発信経路を持っておくことは重要です。
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