【連載:SDGs】バーチャル・ショッピングがもたらす新たなまちづくりとは?

ゲーム業界でのイメージが強いVR技術(バーチャル・リアリティ)。これまでは、ファンタジーなどの非現実的世界や、より現実世界に近い仮想空間に入り込めるようなエンタメ的演出が一般的でした。
しかし現在では、さらに幅広い場でVR技術が普及され、私たちの生活にもさまざまな分野で浸透しつつあります。そんななか、新たなまちづくり施策として、バーチャルショッピングが注目されています。
単にバーチャルショッピングと聞くと、「仮想空間に入り込んで買い物ができる」という抽象的なイメージになりやすいかと思いますが、近年企業が積極的に取り組むSDGsSustainable Development Goals=持続可能な開発目標)とも深い関係があります。
私たちは、SDGsが掲げる「世界中のすべての人が平和と豊かさを享受できる取り組み」への貢献もバーチャルという領域で目指しています。

今回は、SDGs11番目の開発目標である「住み続けられるまちづくり」につながるバーチャルショッピングを取り上げ、バーチャルショッピングがもたらすまちづくり支援策について紹介します。
単にバーチャルショッピングと聞くと、「仮想空間に入り込んで買い物ができる」という抽象的なイメージになりやすいかと思います。そこで今回は、バーチャルショッピングがもたらすまちづくり支援策についてより具体的に紹介します。

バーチャルショッピングとは

「バーチャルショッピング」とは、仮想空間上にある店舗の中で、商品を手に取ることや、確かめながら商品を購入することができる新しい買い物の方法です。
すでにECサイトなどのオンラインショッピングができるプラットフォームにはなじみがありますが、バーチャルショッピングでは、映像の中にあるお店にアクセスすることができるため、より現実と同じようなショッピング体験を味わうことができます。
現在では、地域の商店街から大型ショッピングモールからなどでVR技術が導入され、楽しく安全に買い物ができるような施策が打たれています。
また、海外の観光地などをベースとしたバーチャルショッピングサービスも広まっており、非現実的体験を気軽に味わえるようになってきていることも特徴です。

バーチャルショッピングを取り入れる背景と狙い

社会的距離を保つことが必要とされている中でも、まちづくりの発展には、日常的に立ち寄ってくれる顧客を増やすことが重要となります。
バーチャルショッピングの取り入れは、事業者と消費者の関係を持続させる意義をもたらします。事業者と消費者の関係が持続することにより、地域のコミュニティを活性化させる、すなわち、まちづくりの発展に期待ができるということです。
このような事業者価値の背景により、一般的なオンラインショッピングでは味わうことのできない、リアルに近い買い物体験が生まれ、バーチャル上での消費者価値が高まっています。

イギリス発のStreetifyは、バーチャルショッピングサービスとして地域商店と消費者を繋げる取り組みを行い、付加価値を高めています。
たとえば、買い物をするユーザーが「Oxford Street」などと訪れたい地名を入力することで、その地域に入り込み、スクロールしながら歩き回ることが可能です。実際に構えているレストランや販売店、銀行などの店舗にアクセスすることができます。

また、ユーザーが自分だけのお気に入りの店舗を集めてバーチャル商店街を作成・共有することができるという点も、非常にユニークなアイデアです。ユーザー同士が店舗を集め、共有することができるため、ビジネスの集客には非常に効果的です。
このような世界中でバーチャル・ストリート・ショッピングを楽しめるサービス自体は珍しく、顧客にもたらす付加価値を高めやすいともいえます。

ユーザーの体験価値

バーチャルショッピングを通したユーザーの体験価値には、具的的にどのようなものがあるのでしょうか。
名古屋にある円頓寺商店街は、バーチャルショッピングを提供している商店街の一つです。

バーチャル空間の中に実店舗を置くことにより、感覚的に商店街の様子がわかるような設計になっています。店舗が実在するため、バーチャルでの買い物から、実際にお店に訪れてもらえるきっかけ作りとしても工夫されています。
円頓時商店街とは、また違った新しい形でバーチャルショッピングを導入している三越伊勢丹のREV WORLDS20213月に仮想都市空間サービスとしてベータ版がリリースされました。
REV WORLDSではバーチャル新宿が舞台となり、バーチャル伊勢丹がオープンしています。バーチャル伊勢丹の最大の特徴は、自分の分身としてアバターを操作できるところです。婦人服屋やデパ地下も完全再現されており、そこにはゆったりと過ごせるような空間があります。
バーチャル接客や友達と待ち合わせをすることもでき、積極的なコミュニケーションを取り入れています。
REV WORLDSは、今までになかった百貨店での楽しみ方を知ることができる新しいサービスといえるでしょう。

また、店舗ごとでの決済の必要がなく、商店街の好きな店舗をあちこち覗きながらまとめて決済ができるのも魅力の一つです。
商店街には老舗や年配の顧客が多いこともあり、ホームページそのものを持っていないというケースも珍しくありません。そのような環境下でも、バーチャルの特性を活かしながら、リアルな商店街を生み出した施策は、新しいまちづくり方法であるともいえるでしょう。

まとめ

現在では、顧客がリアルな店舗になかなか訪れることができない環境の中で、事業者側がいかに特別な買い物体験を提供できるかが重要な要素となっています。
そのような環境下で、今、バーチャルショッピングが顧客の付加価値を高める良い施策と評価されています。バーチャルショッピングでは、店舗の中の様子や商品の見た目をより的確に判断できることが特徴的です。

しかしそれだけでなく、一般的なオンラインショッピングでは味わえないような、街や地域の様子を表現できることがバーチャルショッピングの魅力であり、まちづくり発展への鍵となっています。
日本全国だけでなく世界中から、さまざまな人に店舗に訪れてもらえるバーチャルショッピングの需要は今後さらに伸びていくと考えられます。

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